リレーエッセイVol. 9

" 親 父 よ も っ と 強 く な れ ”

 

長野県青少年補導委員会連絡協議会 

会 長  月岡 温  

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  私共の「長野県青少年補導委員会連絡協議会」と言う少し長い名称ですが県内十八市(十月一日に誕生した安曇野市は含まず)に所属する青少年補導委員(呼称の違う市もある)によって構成されている団体です。おおむね毎日三〜四人の班編成で市街地あるいは郊外にあるカラオケ、ゲームセンター、パチンコ店、大型店等を巡回し、青少年に声かけをしています。青少年が非行に走らないよう、手前で抑止するのが目的ですから、青少年と同じ目線で話をし、優しく声掛けをする「愛の一声」が基本です。時には無視をされたり、嘘を言われたり、逆に励まされたりと様々な場面に出合うことも度々です。活動そのものが地味で忍耐のいる仕事ですが、青少年の健全育成のために頑張っているところです。

 一昔前まで怖いものの代表として「地震・雷・火事・親父」と良く言われました。ところが最近「親父」の存在が薄くなってきている事は残念でなりません。男女雇用機会均等法の制定などで女性(母親)の社会進出が盛んになった事も一つの要因かもしれませんが、家庭内のコミュニケーションが不足しているのではないかと思います。父親は仕事で帰りが遅く子供と接する機会が少ない。休日は家でゴロゴロしているか自分の趣味に費やしてしまう。母親はそんな父親を見て愚痴をこぼし、ダメなお父さんにしてしまう。いつの間にか子供も父親の言う事を聞かなくなってしまう。”親父よもっと強くなれ、母親よ父親を強くして”と私は言いたいです。全ての家庭がそうだとは思いませんがそんな家庭も多いのではないでしょうか。

 話は変りますが長野県には現在、青少年に関する「保護、育成」に関する条例が全国で唯一ありません。業界の自主規制、地域、学校、行政の連携で健全性を保って行こうというのが主旨の様ですが、社会環境の変化等で必ずしも円滑に機能しているとは思えません。こういった力で健全性が保たれるのが一番理想かもしれませんが、巡回して見れば子供達に関する様々な物が氾濫しています。見てほしくない物、危険性のある物等です。規制で雁字搦めにするのもどうかと思いますがある程度の事は必要かと思います。「補導委員連絡協議会」では他団体のご協力を仰ぎながら条例制定に向けた運動を展開して行きたいと考えております。  

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